動物・ペットについて語るブログ

ペット業界20年。業界で経験、学んだことを一人語ろうかと。。

ウサギの品種と特徴そのⅠ【20】

ウサギの代表的な品種

 

ペットショップでも犬・猫に次いで人気のあるうさぎ。飼いやすさ、ある程度懐く、大きな声で鳴かない等で人気が出てきた。

おとなしい子が多いが、狂暴性の強い個体もいる。ペットホテルで預かった際はケージに近づいただけで、威嚇し、掃除の為に手を恐る恐る入れたら噛み付かれる程。

 

ホーランド・ロップ

ロップ垂れ耳

垂れ耳で温和で飼い易い。ロップ種の中では最も小さい品種

 

ミニレッキス

毛が短く髭が縮れている。とてもきれいな毛並み。

 

アンゴラ

全身が12~15cmに達するとても柔らかく美しい毛

 

ライオンラビット・垂れ耳=ライオンロップ

顔のまわりにある飾り毛が特徴。

 

ネザーランドドワーフ

ペットショップでも人気の高い種。1㎏位の小型のうさぎ

 

ミニウサギ

残念ながらそれほど小さくはない様々な品種のMIX

大きさは個体差がある。

 

ウサギの特徴

アナウサギを家畜化。

 

元々は齧歯目に分類→ネズミの仲間。現在→ウサギ目に分類。

齧歯目の上顎の門歯2本

ウサギの上顎の門歯4本

 

齧歯目=前後に顎を動かすウサギ目左右に顎を動かす

 

ウサギの数え方はペットショップでも言いがちだが匹ではなく羽→仏教で4足の獣肉を食べる事を禁止した為、羽→鳥として食していた。

 

目を開けたまま寝る。役割は天敵に襲われないようにだが、その構造のせいで薬品の実験に使われてしまう。瞬きしないので都合がいい。

自分に危険が無いと安心できる飼育環境ならいつか目を閉じて寝てくれるようになる。

 

ウサギの視野は360度ほぼすべてを見渡すことができるが視力は0.05~0.1くらい。

 

光を感じる能力が高く人間の8倍。赤色が見えず、青と緑は見えているといわれている。

立体的に見えるのは正面のみ。手で餌を与えようとしても気づかれない事がある。

 

耳=聴覚が発達。敵の位置、気配をいち早くキャッチ!!と、血管が発達し熱の発散を助け体温調整の役割もしている。冷却効果あり!!

 

内臓の特徴

肺活量が少なく呼吸数が多いため無理な運動を長時間させない。

 

便

普段するコロコロとした丸い便盲腸便といわれる肛門に直接口をつけて食べる便がある→ビタミンB群・タンパク質の接種の為。飼っているウサギが便を食べていても驚かないように。夜中から早朝に食フンするので見る機会はあまりないかも。

 

嘔吐が出来ない構造のため異物が入ってしまっても自分で吐くことが出来ない。

ケージ内はもちろんのこと、部屋の中等で遊ばせる際は誤飲の原因になるものがないかよく確認する事が大切。

 

盲腸は発達し身体の割りに大きく多数の細菌があり、消化に役立っている。

エキゾチックな猫の性格。個体差による→このセリフ大事【19】

猫の品種

 

犬に比べると少ないし犬ほど見た目も変わらない。

犬は非公認犬種を含めて700~800種

猫は登録されている純血種は約40~70種ほど。

 

日本に多いMIX。私の父親の実家は小さな島で島民より猫の数の方が多いとか。

昔から純血種より雑種の猫の方が丈夫だといわれ寿命も長いといわれている。今は純血種、雑種の寿命の差は病院等の設備も充実しているので変わらない。

だいたい寿命は、約15歳。

昔飼っていた猫はMIXで19歳で亡くなった。

 

一昔前、猫は買うというより、野良猫を飼う若しくはもらうというイメージが強かった。しかし野良猫は体に病気をもっている可能性が高い。

 

猫の外飼いには、多くの危険がともなう。

雑種の場合、病気が原因で寿命が短くなるケースが高くなる。

 

 

性格は個体差もあるが、毛の長い品種は短毛種と比べ、比較的大人しい

反面短毛種は活動的で活発な個体が多い。

 

様々な顔の形  

丸顔タイプは、愛らしい印象。逆三角形のV字型の顔タイプは、シャープなイメージ。

 

ちなみに人間の顔の形

長方形

論理を重んじ、思考に非常に長けている。計画を立てるのが得意。

 

丸形

丸顔の人は人付き合いが上手。寛大で親切。

 

四角形

熱烈なやり手。スタミナ抜群。

 

卵形

言うべきことは何なのかいつでも心得ている。

 

三角形

ものごとを任されるのを好む。

 

ひし形

自分でコントロールすることに強いこだわりを持っている。

コミュニケーションが非常に得意。

 

猫の目の形

丸型・アーモンド型・つり目

 

目の色は生まれたての猫は、ブルー

 

日本猫の全体的な性格。個体差による。

白=非常に頭が良くて、気が強い猫が多い

黒=甘えん坊で、穏やかな性格が多い

 

三毛の雄

30年ほど前、まだ子供の頃父親に三毛猫の雄を見つけたらラッキーと言われていたがその時は何のとこだか理解できなかった。

確率=1/3000~1/30000以上の割合で生まれると言われている。

 

様々な遺伝子の影響を受け毛色で性格が判断される猫だが、もちろん個体差もあるし生活環境や社会化期の過ごし方で一概には言えない。

 

またまた人間の場合。

世界各国の人々が乗った船が沈没しかかっている。

脱出ボートの数は足りない。

船の船長は、乗客を海に飛び込ませなければならない。

何て言えば自ら飛び込んでくれるか。

 

アメリカ人→飛び込めばヒーローになれる

ロシア人→海にウォッカのビンが流れている

イタリア人→海で美女が泳いでいる

フランス人→決して海には飛び込まないで下さい

イギリス人→紳士はこういう時に海に飛び込むもの

ドイツ人→規則です

中国人→おいしい食材が泳いでいる

日本人→みなさんはもう飛び込みました

韓国人→日本人はもう飛び込んだ

なんとなく分かる気がする。

 

 

猫の血液型

A型・B型・AB型の3種類→ほとんどがA型AB型は非常に少ない。

ゴリラはB型。

 

 

習性

ネズミや鳥を捕まえてくる

飼い猫の場合は充分な食餌を与えられているので食べることはあまりない。目の前に持ってくるのは、飼い主に褒めてもらいたい若しくは狩りの仕方を教えている

 

顔を洗う  

水分やゴミを取るため顔の汚れをまめに洗う。

昔から猫が顔を洗うと雨が降るといわれている。

 

便・尿をかくす

きれい好き。ではなく、敵に自分の行動範囲を知られないようにするために自分の匂いをかくす。地位の高い雄猫はかくさない

 

猫は静かで暗い場所を好む。

家の猫の居場所はもっぱら押し入れだった。

 

祖先のリビアヤマネコは雨が少ない乾燥した砂漠に住んでいたので水に濡れることを嫌う

トリミングで猫のシャンプーを依頼されても基本的に断るが、特例ですることもある。結果はだいたいトリマーさんは血だらけ……

 

喉をゴロゴロ鳴らす

安心している時、うれしい時、怒っている時にも鳴らすとか。あまり聞いたこと無いけど。

子猫→母親に対して自分の存在を知らせる為に鳴らす。

 

平均睡眠時間は14~16時間

子猫は20時間

夜に活発になる。

 

雌雄の性格の違い

雄=とても甘える。テリトリー意識が強く、好奇心旺盛。

雌=社交的。

他の動物もあまり変わらない。

 

やっぱり猫はかわいい。いつかスフィンクス、毛がないやつね。飼ってみたいなぁ。。

猫の歴史・基本的な飼育方法・ドッグフードの方が量が多いからといって猫に与えないで!犬と違う栄養素【18】

猫は優秀なハンター!神として崇められている!

 

和名=イエネコ

学名=フェリス・カトゥス

 

祖先=リビアヤマネコ ヨーロッパヤマネコではない!

5千年前にエジプトで家畜化されたと言われている。

目的は穀物をネズミから守るためだが日本では、中国から伝えられ家畜化された。

目的は仏教において釈迦が説いた教えを記録した仏教の経典をネズミから守るため

 

すべてほぼ完全な肉食。イヌはやや雑食の傾向。

夜行性、夜は狩の時間。

ほぼすべて単独で縄張りをもつ動物だが、ライオンは例外

プライドとよばれる群れを形成、ボスが変わると前ボスとの間に出来た子供は殺す。

 

生後1週ほどまでにすでに多数の嗅細胞が生まれた時から発達→母猫の乳首を探すことができる。

   

フレーメン反応・・口を半分開くような表情。見たら結構面白い。

上顎前歯の上方にあるヤコブソン器官でにおいを探知する。

 

耳は体温調節の役割をしている。ちなみにウサギも。

耳に毛細血管が多数あり、この血管が収縮・拡張することで体温を調節している

 

犬はパンティングと呼ばれるあえぎ呼吸で呼吸器粘膜から気化熱を放散し、体温を下げるが猫はほとんどしない

 

バランス感覚は最高!平衡感覚器官が優れている

立体的な環境での生活に適応している。

 

聴覚は優れている=左右の耳を別々に動かし、音の発生源を正確に把握できる。

 

視力=生後2ヵ月で成ネコと同等になる。眼が開くのは生後約2週間。

人でいうと0.2程度。30m離れていても見つけだすほど動体視力に優れている。

青・緑は認識できるが、赤は認識できないので、派手に着色された人間が見て美味しそうに見えるフードは猫には無意味。本当に健康にいいフードを与えるべき。

 

明暗や動きを感知する細胞の数は人よりはるかに多いので薄暗がりでの対象の動きをと

らえる能力には優れている。

 

瞳孔は縦長に収縮・拡張する。犬は円形

            

白毛で青い目の猫は聴覚障害をもつものが多い

 

ひげは触毛と呼ばれる重要な感覚器→切ってはいけない!犬はOK。

 

上唇のひげは最も長く、自分で動かすことができる

獲物の動き・距離の測定。狭いところを通り抜けられるかどうかの判断。

空気の振動も感じ取る。

 

歯は一生に一度生え変わる。

乳歯=生後2ヵ月までに生える=26本→永久歯=生後4~6ヵ月で生え変わる=30本

イヌは42本 フェレットは36本

 

切歯は非常に小さく毛づくろい時のクシとして使われる。

 

指は前に5本後に4本。犬の場合は一般的に前5本、後4本=うしろにもあったが消滅

爪は湾曲し、獲物を押さえ込むため尖っている。

鋭さを保つためと足音を消すため自由に出し入れできる。犬は出来ない。

 

爪とぎは生後3~4ヵ月から始まる本能行動である為、止めさせることは不可能。して欲しい又よくする場所に厚い段バールで出来た爪とぎを置くとよい。

個体差にもよるが私が飼っていた猫はどこでも爪とぎをすることなく市販の爪とぎだけでしていた。

 

マーキング=足裏から分泌物を出して匂いをつけている。好みは分かれるが、猫の足の裏の匂いは結構クセになる。

 

肉球は誰でも?プニプに感が癖になる!衝撃を和らげるため柔らかく、弾力性がある。

皮膚は厚く、丈夫で、滑り止めになっている。

 

尾の長さは種類により様々。

日本では江戸時代に長い尾を嫌い。短い固体が多い

原因は日本で有名な妖怪、猫又にある。

猫は年をとると尾が二つに分かれ妖力を得て人を食う猫又になるという伝説が流行し、

二股の尻尾にならないように尾を切っていた。

20年生きた猫も猫又になるとも聞いたことがある。

 

発情は交尾排卵動物いわれウサギも同じ。

雌の初回発情は一定の季節に繰り返し発情する季節繁殖動物となるフェレットシマリス も同じ。

日照時間によってコントロールされているが今日では栄養満点の猫が多く、繁殖季節は、はっきりしていない。

 

雌猫は犬のように発情出血がない為なかなか発情していることに気づくのが難しい。

ローリング行動、横転を繰り返す。ゆっくりまたは激しく横転。

 

発情は自分でコントロールできないため、ストレスの原因になることも!繁殖を検討していない場合は手術を薦める。

メリットはストレス軽減。生殖器系の病気の予防。性格が大人しくなる。

デメリットは太りやすくなるといわれるが飼い主がコントロールすれば良い。

 

猫の社会化

社会化期生後2週齢~生後8週齢で終了犬より早く始まり、早く終わる

犬=生後3週齡前後~12週齢

離乳前から起こるため、積極的に人間によるハンドリングを行う。

何でも子猫のうちから慣らしておくことが大事!

大人になってからでは慣れない。慣れても時間がかかる。

 

飼育管理

完全室内飼育が理想=家庭動物等の飼育及び保管に関する基準

所有者等は、疾病の感染防止、不慮の事故防止等猫の健康と健全の保持の観点から、屋内飼養に努める。

 

平面より高さを好む。本棚等高いところに登りことが予想されるため危険なものが無いかチェックする。

 

日光浴が必要。ほとんどの動物で必要。太陽に含まれるビタミンDが骨の成長に必要。

殺菌効果もある。

 

爪とぎ板を用意=家の壁、家具を傷つけ防止対策。

個体に合った食器=適当な深さ、安定感。気に入らないと食べない。

おもちゃを用意する=飛びつくなど狩猟本能を満足させるため。

キャリーバッグを用意する=緊急時や外出時に使用。

専用トイレ=飼育頭数より1つ多く用意するとよい。きれい好きで有名。一度排泄した場所ではしないこともある為。

トイレのしつけ=トイレがあればそこで自然に排泄するようになるが例外として保護した猫、トイレを使わない母猫に育てられた子猫はトイレトレーニングが必要なこともあるが、犬ほど困難ではない。

 

トイレの作り方

安定性のある深めのトイレ。

排泄物を十分にカバーできる量の砂→屋外でしかしない猫の場合は、最初屋外と同じ砂を使用し、市販の製品に慣らす。

あらかじめ排泄物を置く事は逆効果。

 

 

食餌

子猫(~1歳)

母乳・猫ミルク、離乳食は生後2~3週齢ではじめ、生後8週齢で完全離乳

子猫は成猫より多くの栄養が必要、必ず子猫用フードを与える。

メーカーにより名称が違う=キトン・パピー・グロース

 

成猫(1~7歳)

犬とは必要栄養素が異なるため、必ず猫用フードを与える。

タウリン必須アミノ酸の1つ、キャットフードに配合されている。

タンパク質を構成する栄養素で、体内で合成できないアミノ酸→食餌で摂取。

猫は犬よりも多くのアミノ酸が必要

 

アラキドン酸=必須脂肪酸の1つ。体内で合成することができない→猫は犬よりも多くの脂肪が必要。

 

ビタミンA=食餌から摂る。犬はβカロテンからビタミンAに変換することができるが、

猫はできない。

 

ドッグフードでは上記栄養素が不足し、食べ続けると栄養失調、失明など

 

老猫(7歳~)

低カロリー、低脂肪で消化しやすい高齢猫用フードを与える。

猫は便秘になりやすい日々の食欲変化が健康状態の最もわかりやすいバロメーターになる

 

 

健康管理

鼻水=呼吸器系疾患。

悪化すると難治性蓄膿症→膿性鼻汁。

 

抱かれるのを嫌がる=黄色脂肪症(イエローファット)

腹部や胸部にたまった皮下脂肪が酸化して変性し、炎症を起こした状態。

しかし、猫はもともと抱っこされるのを嫌がる事が多いのですぐに決め付ける必要はない。

 

便秘=犬に比べ多い!高繊維食に切り替える。

 

体を掻く=ノミの寄生、アレルギー体質が考えられる。

 

耳を掻く=耳炎。細菌性、真菌性、寄生虫性。耳ダニ(ミミヒゼンダニ)

 

口臭=歯石の沈着、口内炎

 

ワクチン  

猫伝染性腹膜炎=ワクチンはない!

一度発病すると死亡率が高い病気。 6ヵ月から3歳の猫に多くみられる。

基本的な犬のしつけ・訓練との違い・健康チェック【17】

基本的な犬のしつけ・訓練との違い

 

しつけ=飼い主が犬を常にコントロールできるようにし、家庭犬としてのマナーを身につけさせること。

トイレの場所、吠えるべきではないとき、寝床、散歩時に引っ張らない、他の犬、猫など他の動物に友好的に接することが出来る

たまに大型犬を散歩している女性の方で、犬に引っ張られて右往左往しているところを見かけるが、手を放してしまって交通事故や他の人に被害を加えないかと冷や冷やしてしまう事がある。そうならない為にしつけはとても重要。

 

訓練=警察犬のように、犬の持つ能力や特性を活かし、犬に特定の分野の作業をさせるために専門的な行動を身につけさせること。

一度知り合いの警察犬のトレーナーさんがシェパードを訓練している所を見せてもらったが、かなり迫力があり圧倒された。

刑事ドラマやお笑い番組でたまに見る犯人に噛み付くやつ。

 

家庭犬のしつけは、飼い主が直接行うことが基本。

犬は、飼い主やその家族がしつけてこそ意味がある。

トレーナーにしつけを依頼しても一時的に改善はするが、結局飼い主と過ごしていくうちに吠えクセ、抱きつき、噛みクセは戻ることが多い。ペット業界では犬のしつけではなく犬のしつけ方という名称を使うことが多い。

 

 

飼い主にあった学習方法の選択

その犬にとって最もやさしい学習の方法を選ぶ。

一昔前までは体罰等で訓練するのが主流だったが、今でも行なわれているし時に必要な場合もあるが、一般的にしつけを行なうのであれば、犬と飼い主が楽しくしつけをした方がメリットは大きいのでこちらを断然薦める。

 

より簡単に出来るレッスン方法を考える。

高度なしつけ方法の場合、途中で止めるのがほとんどの為、分かりやすく犬の反応が良くなる方法を考えるべき。

 

プロンプト補助的な刺激。食べ物やオモチャなど。おやつを使うのはいいと思うが私の場合アンチおやつ派はおもちゃ若しくは普段使っているフードを何粒か使うようにしている。

 

身体的誘導法=リードを引き寄せる、軽くお尻を押すなど、人が直接誘導する方法。普段のコミュニケーションでどこを触られても、嫌がらないようにしておくことが必要。

 

ルアー

おやつやオモチャなどを鼻先に持っていき、犬にしてほしい行動をとらせるように、誘導する。最初は、号令をかけずに、行動だけを誘導し、出来るようになってきてから言葉をつけるようにする。少しずつ手やルアーをなくしていき、言葉だけで出来るようにしていく。

 

犬の反応は、場所や状況が変わると変化する。場所や指示する人が変わっても変化する為様々な場所、人を変えて行なうのも大切。

 

上記での罰が勧められない理由

犬はすぐに忘れる為タイミングが難しい

罰を用いることによって不適切な行動が増える事もある

酷い場合、身体的損傷が起こりかねない。

恐怖反応が増強される可能性があり極端に臆病な性格になることも。

攻撃性が増加する可能性がある。

 

犬が喜んで飼い主の指示に従うようになることが一番。

 

 

犬の健康管理・健康チェック

 

嘔吐をする→犬は嘔吐しやすい、健康体であっても、草を食べて吐いたり、食べ過ぎで吐いたりする。

下痢・便秘→健康な犬は、毎日1、2回の排便が普通

尿に異常がある→尿の色やにおいの変化=腎臓や泌尿器の異常の可能性

苦しそうに呼吸する・咳をする

発熱→犬の体温の平熱は平均38.5度

頭をひどく振る→耳の疾患の可能性

 

 

感染症と予防・ワクチンや予防薬

 

犬ジステンパー

目やに・鼻水・発熱・嘔吐・下痢など

人間の風邪と似たような症状が長く続く呼吸器感染症

 

アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)

ワクチン未接種の犬、子犬が感染した場合は、死亡するケースが多く見られる。他のウイルスと混合感染すれば致死率がより高くなる。

 

アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管支炎)

ペットショップ内での感染に注意が必要。乾燥した咳、粘液性の鼻汁、発熱、食欲不振。

 

犬パラインフルエンザ感染症

ペットショップ内での感染に注意が必要。元気消失・食欲不振・発熱・粘液性の多量の鼻汁。

 

犬パルボウイルス感染症

子犬の場合=呼吸困難、心不全による突然死を引き起こす事もある。発熱、食欲不振、嘔吐、脱水、若齢犬ほど死亡率は高くなる。

 

コロナウイルス感染症

1~7日間の潜伏期の後、元気消失、食欲不振、下痢、嘔吐、脱水

感染症に混合して感染すると死亡する事もある。

 

レプトスピラ感染症

血尿を伴う肝臓疾患、発熱、ヒトの場合肝臓疾患。

 

狂犬病

知覚異常、頭痛、発熱、呼吸困難、錯乱、昏睡、最後は呼吸麻痺によって死亡。ほぼ100%。

 

フィラリア

蚊を媒体とする犬糸状中か犬の心臓また心臓からあふれた場合は肺動脈まで寄生する。

 

混合ワクチン接種、接種時期は動物病院で相談して決める。

犬の社会化と学習方法の名称【16】

犬の社会化

社会行動パターンを身につけていく過程のこと。社会関係のマナーやルールを学ぶ。社会的な発育

社会とはそれぞれの種によって異なり社会化の内容も進み方もそれぞれの種によって異なる

 

社会化が起こる時期

社会化に失敗してもあとから訓練によって再度学習させることができるが犬の場合成犬からの社会化はかなり難しく長期に渡る場合が多い。

 

動物の性質や行動は、遺伝的要素と環境的要素によって形成される。

 

臆病、攻撃的といった犬の性格は、遺伝の影響を受けるが、その犬の子犬の時期における社会的経験の有無が重要。

 

社会化期=生後3週齡前後から12週齡前後→時期が重要だが、この前後の時期も重要

多くの犬たちや人と接する機会が豊富だった子犬は、将来、外交的で友好的な犬になる傾向がある。が、それが怖い経験や嫌な経験だった場合は、怖がりの犬になってしまう。社会化期に、他の犬や人と良い経験、楽しい経験する機会を多く作る

ことが大切。また、その経験が少ない犬は、他の犬や人に対して臆病・攻撃的・友好的なふれあいが出来ない犬になる。

 

 

オオカミ

兄弟や母犬を通して、自分がオオカミであること、仲間はオオカミであること、他のオオカミに対してどう振る舞うべきかを学ぶ。

 

人間も仲間であること、飼い主である人間及びそれ以外の人間に対してどう振る舞うべきかを学ばなければならない。

社会化期の前半で犬の社会化。後半では人間を含む多種の動物との社会化が促進しやすい。

 

幼い頃の怖い経験やストレスは、一生残ることがあり、生涯にわたって情緒不安定や不安、恐怖反応、攻撃性につながること

がある。どんな嫌な経験も可能な限り避けるべき。

犬の気質や個性を見極めながら、無理をさせないように配慮しつつ、社会化のトレーニングをすることが大切。

 

 

行動の成熟=小型犬→1歳から1歳半。大型犬→2歳。

テリトリー意識や自立心が芽生え、無駄吠えなどの問題行動が目立つようになる。

この時期に問題行動によりトレーニングの依頼が多くなる。

 

 

学習=動物の個体が特定の環境条件に合わせて、行動パターンを獲得したり変形させたりすること。生得的な行動の変形が学習の限界で、生得的な行動を根本から変えることできない

 

学習の7つ

慣れ=短時間しか継続しないので、同じ刺激がしばらくないと、すぐに忘れてしまう。

 

古典的条件付け=有名なパブロフの犬→ベルの音と餌とを同時に与え続けられることによって、犬はベルの音を聞いただけで唾液を流す。

 

オペラント条件付け=自発的な行動の結果によって特定の反応が強化されていく。成功=報酬が得られるが繰り返されることに反応が強化される。

 

遊び

遊びを通して獲物を捕食する行動を学習する。

 

観察学習

同種の仲間の行動を見て真似る能力を持っている。

同種だけでなく、他種の行動を真似ることもある。

 

洞察学習

自分の置かれた状況の中から目的に合わせて問題を解決する。

 

刷り込み

個体が特定の生理的な発育段階にある期間にしか成立しない。

 

刷り込みによって獲得された知識は、生涯を通じて保たれるが、一般的な学習は忘却が伴う。例)一度母親を認識したら忘れることは無い。

犬を飼う前の心準備・自分と犬のライフスタイルを考えよう【15】

犬を飼うときに知って欲しいこと

 

犬は様々な用途で改良が行なわれ体重や運動能力・性質が犬種によって異なる。

犬を飼う場合は自分のライフスタイルに合った犬を選択する。

散歩の頻度、大型犬なら1日1時間以上を朝夕必要。

ボーダーコリーは賢さはあるが、しつけ方法を間違えると問題行動が多い犬になってしまうので初めて飼うには向いていない。

ビーグルは鳴いてハンターに知らせるように改良された為声が独特で一般家庭においては無駄吠えのしつけが難しいといわれている。

 

一目惚れだけで飼うのは犬の為にもよくない。

 

ただ、自分のライフスタイルに合ってなくても好きになった犬のおかげで自分が変わるという魅力を犬は持っている。

 

 犬は飼養者と社会参加する動物。家での来客時、散歩・ドッグラン・ペット同伴可能な店での振舞い方など。

飼養マナーを守るのは当然の事ながら犬に対するしつけ・社会化などを行なわなければならない

しつけ・社会化についてはまたの機会に詳しく。

 

犬を購入・里親等で飼い始める時は子犬を迎える必要はない

初めてで不安がある場合はしつけと社会化が出来た成犬を選ぶことも重要。

 

ただ、ペットショップ等でも成犬はなかなか売れないのが現状。

特に日本人の場合は犬に限らず幼齢期=値打ちがあるという考えが強いように思える。

 

日本人=家族的存在

欧米=パートナー的存在 

という考えが強いらしい。。

 

家の準備環境=人間目線で考えると見落としがちになる。危険なものは犬の届かない位置。電気コード、段差、小物ケース等

   

屋外で飼育する場合

家族の姿が見える声が聞こえること→ただし、室内に入れ遊ぶ事を覚えてしまった等しつけをきちんと行なっていないと姿・声で吠え癖または極度なストレスを与える恐れもある。

 

通気や換気に気をつける。

 

鎖の調整=短い→ストレス。長い→首に巻きつく

 

外に出すのはワクチン接種後。ワクチンについてはまたの機会に詳しく。

 

室内で飼育する場合

近年は大型犬でも室内飼育が主流になっている。私もいつか大型犬を室内で飼育したいものである。

 

場所を決めて寝床を用意。

 

寝床とは別にトイレの場所を決める。大きめのサークルでは寝床とトイレが置けるようになっている商品もあるが、おすすめしない。色々な考えがあるとい思うが犬は本来、寝床とトイレは分ける性質があるのでしつけの面でも分けることを推奨する。

 

犬を迎え入れる時間は、ほとんどのお客様は家の事情等で用事が済んでから購入される為、午後が断然多いが、新しい環境に慣れる為に午前中が理想的。説明してもなかなか理想通りにはいかない。

 

初日は緊張し食事は食べないことが多い。

無理矢理与える事はしない→ストレスとなる→ブドウ糖やペットショップで販売、推奨されている栄養補助剤を与える。

 

子犬=1日18時間以上の睡眠が必要。ほとんどの時間寝ている。特に小さいお子さんの家庭だと犬と遊びたくて仕方がないと思うが無理に起こしたりしないように我慢ガマン。

 

先住犬や他のペット猫等がいる場合。先にいる方を優先する。

 

 

犬のライフサイクル

~3週齡

初乳には抗体が含まれており子犬の健康にとって大切なもの。この時期になにかしらの事情で初乳を飲めなかった場合はペットショップでも販売している初乳に近いミルクを与える。

乳歯が生えはじめ目が見えるようになる。

3週齡頃から離乳食を食べ始める。

生後4ヶ月にかけて子犬は母犬や兄弟犬から犬社会のルールを学ぶ為この時期に他の犬と関わりがなかった犬は、将来問題行動を起こす犬になりやすい。

 

生後3週~3ヵ月

好奇心旺盛で順応性が高い時期となるが恐がることを無理に押し付けてはいけない。その子特有の性格、個性が出る。

1回の食事の量を少なくし分けて与えるようにする。

まだ骨や関節が発育途中なので、激しい運動は禁物。少しの高さ30cm程の高さでも骨折することもある。

母犬から初乳の抗体が終わる頃→獣医師とワクチンの接種時期を相談。

 

狂犬病予防法=生後90日を経過→犬の登録申請。狂犬病予防接種。

 

生後3~6ヵ月

永久歯に生え変わる時期。歯茎が痒くなり一番噛みグセが多くなるこの時に噛んでいいものと悪いものを教える必要がある。

噛んで喜ぶおもちゃを与えるのもよい。様々な素材があるが、その子が喜ぶおもちゃは正直与えてみないと分からない。

おすすめは、歯茎が刺激されるボコボコしたもの、ロープがいいが、誤飲しないように注意して見る必要がある。

先天性疾患がある場合は症状が現れ始める時期。

まだ疾患が出ていない状態で購入され疾患がでた頃にクレームになるケースが多い。契約書にも返品不可を書いてはいるが……

様々なクレーム及び対応した事はまたの機会に。

 

生後6ヶ月~2年

食事は1日2回。知り合いのトリマーさんは1日1回としている。

習性として食べられるときに食べられるだけ食べるので肥満に注意し食事管理を行なう。

雌は最初の発情を迎え、妊娠可能。

 

生後2年~8年

6歳くらいから生活習慣病が起こりやすくなるので食事でシニアになる準備としてシニア用のフードを薦めるメーカーもある。

 

生後8年以後

シニアとなる。小型犬大型犬、近年犬の寿命が延びている事から若干の差異はある。

被毛が白っぽくなり、耳が遠くなった等老化現象が起こる。

認知症の進行を遅らせるためには飼養者と遊んだりするなどの適度な刺激を与えるのがいい。

体温の温度調整の出来にくくなるので室外で飼育している場合は室内飼育に切り替える。

 

私と暮らしているトイプードルは18歳。耳はほとんど聞こえてなく、歯はゼロ。目も白くなりほとんど見えていないと思われる。

動作はよく動き活発はほうではあるが、自分の年齢を分かっていないようで、注意して見ていないと骨折の恐れがある。

食事は満腹感がないのかずっと欲しがっているので調整が必要。まだまだ長生きして欲しい。

 

 

犬の気持ちが知りたい

恐怖や不安を感じた時に相手も落ち着かせ緊張状態を回避するために送るシグナル。

視線をはずす・鼻を舐める・あくびをする・地面の匂いをかぐ・体を振るなど。

よく勘違いされがちなのが、噛んだ後に舐める=ごめんという意味ではなく→これ以上逆らうなという意味。

犬が横になりお腹を触られているとき犬は身体を左右によじらせ嬉しそうだが、実は犬はかなりのストレスを感じており飼い主が喜んでいるから我慢しているともいわれている。犬の気持ちを知るなんてなんて難しい。

たまにお客様に絶対吠えない犬が欲しいといわれるが、そんな犬いない、しつけである程度は何とかなるが、犬本来の性質・行動の全てを止めさせるのは犬にとってはストレスになる。

無駄吠えを止めさせる→100%吠えなくさせるのは無理だと考える。

 

初対面の場合、人間同士でもいい気はしないが犬にとってもじっと見つめる行為は威嚇となる。

アイコンタクトを取れるようにしつけ・訓練された犬は別。

 

 

発情期

私はトイプードルの雌雄の兄弟を2頭飼っていてすぐに避妊手術したので実際の発情期の犬の飼育経験はない。

哺乳類の雄は、春に発情期を迎える場合が多いが、犬の雄にはこの時期という発情期はない。雌が受け入れ可能なら、いつでも繁殖が出来る。雌は、発情期がある。約10ヶ月~16ヶ月くらいの間に最初の発情期を迎え、年に1~2回の発情を繰り返す。

 

色々な考え方があると思うが、繁殖を望まないのであれば避妊手術で防げる病気、発情しても交配できないストレスを考慮し避妊授受を推奨する。

犬の特徴・凄さ・鼻は人間の約100万倍ってピンとこないけど……【14】

犬の飼養と管理方法

 

和名イエイヌ

学名カニス・ファミリアリス

 

犬の祖先→オオカミ

オオカミが家畜化されると鼻面が短く、頭が丸くなり歯の鋭さが失われる。

上記のことから犬は肉食か雑食かといわれていたが→雑食性の傾向

 

 

 イヌの家畜化

狩猟犬=獲物を追う・捕獲する→番犬=不審者から身を守る→愛玩犬=癒しを求める

 

ケネルクラブ1873年。イギリスで設立。犬種の標準(スタンダード)を定め、品評会を主催する団体。

日本=JKC

 

日本犬

昔より姿形や習性はあまり変化していない。欧米では様々な用途で品種改良が行なわれていたので容姿は様々。

 

秋田犬=大型犬。「あきたけん」ではなく「あきたいぬ」。忠犬ハチ公で有名。

甲斐犬=飼い主に一生忠誠をつくし飼い主以外の人間には心を開かないといわれている。

紀州犬=警察官が人を襲った紀州犬に13発発砲し射殺という事件があった。  

柴犬=飼育頭数は最も多く日本犬の代表格。ペット業界に長くいると様々な犬種に関わるが、なんだかんだ柴が一番可愛く思う。

四国犬高知県原産の中型の品種。日本犬の一種である。土佐闘犬とは別品種。

北海道犬アイヌ民族が飼育してきた犬種。

 

6品種=文部省→天然記念物に指定

 

嗅覚

最も優れている感覚器。

生まれた直後の子犬でも嗅覚は発達している。

感度は人間の約100万倍→例えば一般的な25mプールに水だけと一滴お酢を垂らしても嗅ぎ分けることが出来る程の強さといわれている。

 

鋤鼻器(じょびき)=ヤコブソン器官=空気に含まれる分子を嗅ぎ分けるための器官

雄はほかの犬の尿中のフェロモンで相手の年齢や性別などを推測する。

雌は尿で自分の存在を周囲の雄に知らせる。

 

聴覚

犬同士のコミュニケーションにも役割を果たしている。

実用性・外観上の好みに合わせて品種改良されている。

 

犬笛=店では接客しない限りあんまり売れなかったなぁ。しつけに使える周囲に聞こえないので迷惑とならない。

 

音源の方向を知る能力は人間が16方向。犬は32方向もの分解能力がある。

犬の耳は動かすことが出来る。耳を動かす筋肉が左右各17個

 

視覚

人間のようにはっきりとした色覚はないのでカラフルなフードは人間が美味しそうと思うだけで犬には関係ないが、色合いで購入しているお客様もいた。

視力は0.3。シルエットで判断するといわれている。そのかわり動体視力は優れている

 

乳歯と永久歯が生える。

約3週齡で乳歯が生え始め、約8週齡までに28本→生後約6ヶ月で42本

 

犬には鎖骨がない

 

運動のための器官→舵の役目・ブレーキの働き。

防寒のための器官→体を丸めて寝る→尾で鼻先を覆うことにより、保温ができ呼吸器が保護される。

コミュニケーションのための器官→愛情や信頼だけでなく警戒や威嚇の時も使われる。

 

 

断耳=垂れ耳を直立させるために、耳の軟骨の一部を切除すること。

怪我を予防。聴覚を改善する目的。

現在→美容の目的。ヨーロッパでは断耳禁止。日本でも法律で禁止するべきという声も多い。   

 

断尾=尾を切断して長を調整。

猟犬が尾を負傷するのを防ぐ、尾が藪やぶにあたって音を立て獲物を逃がしてしまうのを防止。

断耳同様世界的に禁止の傾向。

 

 

血統証明書

 

戸籍謄本のようなもの。

純粋犬種においては、この血統書によって本犬とその両親から祖先まですべて同一の犬種であるということが証明される

→血統書が添付されている犬の質の善し悪しや価値を直接評価したものではない

 

血統証明書(血統書)の記載内容

 

犬名=繁殖者がつけた正式な登録名と犬舎号の組み合わせで表記

犬種名・登録番号・性別•生年月日•毛色•繁殖者••DNA登録番号•ID番号•血統書の登録日•血統書の発行日など

 

血統書は犬猫を販売する時には必ず添付しなければならないことは義務付けられてはないない

血統書には、遺伝的疾患に関する情報を記載する。

 

ペット保険の加入は必要か

医療費はかなり高額になるのでもしもの時の為に加入を検討してもいいかも。

犬・猫を販売するショップ等で勤務する場合、ほとんどの所でこの保険を販売する資格を取ることになる。