AAT・AAE・AATの違いを覚えれば大丈夫【4】
人と動物の関係=影響し合う人と動物
ヒューマン・アニマル・ボンド=人と動物の絆
人と動物は常に互いに影響し合っている。
ボリス・レビンソン(アメリカの臨床心理学者)=精神療法に動物の力を活用する事ができると発表。
アメリカ=デルタ・ソサエティ
動物との交流を通じて人間の健康を促進することを目的とした国際的な非営利団体。動物介在療法や介助犬教育システムを始めとした教育プログラムを開発運営している。
イギリス=コンパニオンアニマル研究会
人間と動物、および環境の相互作用に関する教育研究活動。
動物に対する強い思いから活動する人たちは考え方が大きく2つに分かれる。
動物権利=アニマル・ライツ
動物の権利は人間と同等。
動物は道徳的に扱われる資格があるという主張。極端に言えば、危害を与えられる場合でも殺さない、肉食べない。
動物福祉=アニマル・ウェルフェアー
動物を利用する事を全面否定することなく、動物の本性に照らして、対象となって\いる動物の福祉が充当されるべきであるという主張。危険があり必要があれば殺す、肉も人間が必要ならば食べる
両方の立場から提唱=アニマル・アドボカシー(動物の代弁者)
それぞれ自分のバランシング・ポイントを持っている。
例)7割アニマル・ライツ:3割アニマル・ウェルフェアーの考え。
動物虐待=苦痛
苦しむことのない状態。可能な限り自然の習性にあった行動を展開することができること。
愛護動物以外に幼児虐待の事件でも聞く事のあるネグレスト=無視すること。放置すること。
子供の食事の世話をしない。体や衣服が汚れていてもそのままにしておく。
必要かつ適切な医療を受けさせない。
子どもに必要な特殊教育を受けさせない
親の意のままに子どもをコントロールしようとする。
予防接種などの必要な保健上のケアを与えない
愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
給餌若しくは給水をやめる。拘束することにより衰弱させる。疾病、又は負傷したものの適切な保護を行わない。排せつ物・他の愛護動物の死体の放置。百万円以下の罰金に処する。
遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。
犬の所有者は、犬をけい留する場合、けい留されている犬の行動範囲が道路又は通路に接しないようにする。必要な運動量を確保する。
海外=犬を繋いで飼うことを禁じているところもある。
動物=癒し
ペンシルベニア大学医学会では動物と一緒にいる人は血圧や呼吸数、心拍数が安定するという報告が出ている。
ペットショップではメーカー様からの提案で年配の方を対象にアクアリウムの展開を実施。自分で水槽を立ち上げ、管理する事で脳が活性化し魚を見ることで癒される効果が期待できるということで売場を作成。結果は仕入れと売り場面積からはそこまで期待できる売上げではなかった。
動物が安心する環境にいてリラックスしていれば、人間もその影響を受けリラックスする。
動物の生活環境が悪く、動物が不安や恐怖、不快感を抱いていれば、人へマイナス の影響を与える。
貢献する動物たち
アニマル・アシステッド・セラピー(AAT)→動物介在療法
医療の現場で、専門的な治療行為として行われる動物を介在させた補助療法。医療従事者の主導で実施。
アニマル・アシステッド・アクティビティー(AAA)→ 動物介在活動
一般にアニマルセラピーと呼ばれる活動。ふれあい。
アニマル・アシステッド・エディケーション(AAE)→動物介在教育
正しい動物とのふれあい方や命の大切さを子どもたちに学んでもらうための活動。
セラピー→T→療法→精神的身体的機能
アクティビティー→A→活動→ふれあい、情緒的な安定
エディケーション→E→教育→子どもたちに学んでもらう