動物・ペットについて語るブログ

ペット業界20年。業界で経験、学んだことを一人語ろうかと。。

愛玩動物

ペット業界に必要な法律のことⅨ・身体障害者補助犬法・愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律・鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律【13】

身体障害者補助犬法 法律の目的 犬を訓練するための事業を行う者が果たすべき義務、補助犬を使用する障がい者が果たすべき義務を定め、障がい者が、国家の公共機関が管理する施設や公共交通機関等を利用する場合に、補助犬を同伴することができるようにする…

ペット業界に必要な法律のことⅧ・ノイヌ・ノネコ・動物の飼養及び保管に関する基準・狂犬病予防法【12】

愛護動物をみだりに殺したり傷つけたり遺棄した人に対しての罰則。 山等で生まれ育ったノイヌ・ノネコは愛護動物に含まれない。 以前人間が管理していた、一時的に所有者がいないだけの野犬・野良猫は含まれる。 魚類・両生類・昆虫類は含まれない。 動物の…

ペット業界に必要な法律のこと Ⅶ・犬・猫の引き取り・負傷動物の発見・繁殖制限【11】

犬・猫における都道府県の引き取り 引き取りを所有者から求められたときは、引き取らなければならない。 場所を指定することも出来る。 犬猫等販売業者から引き取りを求められた場合・終生飼養に反する安易な引き取り依頼に対して、引き取りを拒否することが…

ペット業界に必要な法律のことⅥ・第二種動物取扱業・周辺の生活環境の保全に係る措置・特定動物【10】

第二種動物取扱業者の届出 動物の譲渡し、保管、貸出、訓練、展示、その他環境省令で定める取扱いを業として行っている者で、営利性を有しない者。 飼養施設の所在する都道府県等へ届出が必要。 公園等での非営利の展示などが含まれるが、預かりボランティア…

ペット業界に必要な法律のことⅤ・動物取扱業登録の実施【9】

動物取扱業登録の実施・登録の拒否 都道府県知事等に登録を申請しても、施設の不備、不適正な取扱いがあれば拒否されることもある。 登録した場合でも、施設の不備や不適正な取扱いがあれば取り消しされる。 拒否できる事項 成年被後見人(精神上の障害によ…

ペット業界に必要な法律のことⅣ・動物販売業者の責務【8】

動物販売業者の責務 動物の販売→適正な飼養又は保管の方法について必要な説明を行う。 衝動買い等を防止する為、接客や販売説明書をもとに飼育方法を伝える。 動物販売業者は、規制を受けない動物、魚類・両生類・昆虫を販売する業者も含まれる。 例えば魚の…

ペット業界に必要な法律のことⅢ・動物の所有者又は占有者の責務【7】

動物の所有者又は占有者の責務 動物の種類・習性・生理・生態に応じて動物を適正に飼養、保管する ことにより、動物の健康や安全を保つように努めなければならない。 所有者→持ち主 占有者→実際に飼っている主 動物が人の身体や生命に危害を加えたり、生活環…

ペット業界に必要な法律のことⅡ・動物の愛護及び管理に関する法律【6】

動物の愛護及び管理に関する法律の制定及び改正の経緯 日本ではなかなか動物保護法が制定されず、海外で批判された。 1973(昭和48)年3月=衆議院内閣委員会及び衆議院法制局による法案。 動物の保護及び管理に関する法律案が作成。衆議院内閣委員会提出の…

ペット業界に必要な法律のことⅠ・ペットの役割【5】

身体障害者補助犬 法律で認められている身体障害者補助犬 盲導犬=視覚障害者を補助する。 聴導犬=聴覚障害者を補助する。親友のトレーナーがトイプードルに聴導犬として育てるところをよく見させてもらったが、音に反応して知らせに来るようになった時は、…

AAT・AAE・AATの違いを覚えれば大丈夫【4】

人と動物の関係=影響し合う人と動物 ヒューマン・アニマル・ボンド=人と動物の絆 人と動物は常に互いに影響し合っている。 ボリス・レビンソン(アメリカの臨床心理学者)=精神療法に動物の力を活用する事ができると発表。 アメリカ=デルタ・ソサエティ …

ペット業界20年勤務し感じたこと。愛玩動物飼養管理士を取得後の振り返り【1】

毎年30万頭以上の命が消えている。 数十年前、私がまだ中学生だった頃、自転車で友達の家からの帰り道。どこからか急に横から子犬が飛び出してきた。急ブレーキを掛けたが間に合わず子犬の尻尾を轢いてしまった。 その事を知ってか、親犬がキバを剥きだしに…